スラッシャー映画の祖トビー・フーパ―が逝去!ホラー映画界に与えた影響は?

アメリカホラー界の巨匠、トビー・フーパ―監督が2017年8月26日にカリフォルニア州で逝去しました。

フーパ―監督は1974年に「悪魔のいけにえ:The Texas Chainsaw Massacre」を発表し、スラッシャー映画と言うホラー映画のジャンルを確立しました。

彼の功績がなければ、現在のホラー映画は全く違ったものになっていただろうとも言われています。

今回はスラッシャー映画の祖トビー・フーパ―が逝去!ホラー映画界に与えた影響は?などの情報をお届けしていきます。

スラッシャー映画の祖トビー・フーパ―が逝去!

出典:http://ihorror.com/

ホラー映画と一口に言っても、実に様々に細分化されています。

オカルト、スプラッター、サイコマーダー、モンスターパニック、拷問系、超自然系など挙げていけば枚挙に暇がありません。

その中で、非常に多く制作されているのが「スラッシャー映画」です。

そのスラッシャー映画の祖と言われているのが、今年急逝したトビー・フーパ―監督です。

出典:www.rottentomatoes.com/

スラッシャー映画は、ホラーのジャンルの中でも残酷な部類に入りますが、血糊は意外と少ないものです。

血糊が多いものは後に「スプラッター」と言うジャンルに振り分けられており、スラッシャーは切る、刺す、殺すが中心になっているものの、そうした描写に特化しているのみのものと言えます。

アメリカのホラー映画は、1970年以前と以降に分けられており、1970年以前はいわゆるモンスターものがほとんどでした。

しかも、伝統的なもので狼男やヴァンパイア、ミイラ男や、フランケンシュタインが中心で「得体の知れない」存在はほぼいなかったのです。

出典:www.rottentomatoes.com/

1970年代に入り、カウンターカルチャーやヒッピー文化が盛んになり、映画も様変わりしました。

恐怖も日常に潜んでいると言う「リアリティ」を追求したものが増えてきます。

「エクソシスト」、「オーメン」、「サスペリア」、「ゾンビ」、「ジョーズ」などホラー映画の金字塔に輝く作品はこの時期に作られたものがほとんどです。

その中でも一際異彩を放っていたのが、トビー・フーパ―監督が作った「悪魔のいけにえ」なのです。

出典:www.rottentomatoes.com/

スラッシャー映画に現れる悪役は、そのほとんどが人間なのですが、得体の知れない人物がほとんどで、恐怖は常に身近にあります。

「悪魔のいけにえ」ほど不快で息苦しいスラッシャー映画は無いと言われ、その奇跡にも近い演出力や企画力に映画界に大きな衝撃を与えたのです。

同映画以降は、フーパ―監督もソフト路線になり、「ファンハウス/惨劇の館」、「スペース・バンパイア」、「ポルターガイスト」などR指定にも引っ掛からないホラーを制作していきます。

しかし、そうしたソフトな路線のホラーを制作しながらも、どこかで「悪魔のいけにえ」の時の創作意欲が燻ぶっており、それは晩年に噴出します。

出典:www.rottentomatoes.com/

そんな矢先に、まだ74歳の若さで亡くなってしまい、業界のみならずホラーファンにも大きな衝撃が走りました。

死因についての詳細は発表されておらず、創作活動の行き詰まりがあったのではないかと言った憶測も呼んでいます。

実際のところ、2013年に発表した「悪魔の起源 ジン」以降、作品を発表していない事でも憶測に真実味を持たせてしまっています。

この報道にネットでは・・・・。

・ホラー系全部死んだ? 

・ついに連れて逝かれてしまったか 

・おいおい、ついこの前ロメロが逝っちまったばかりだってのに 

・B級ホラー作らせたら世界一だった 

・オカルト的な存在よりキチガイ人間のほうが怖いってのを知らしめた 

・悪魔のいけにえのラストシーンの美しさは素晴らしい 

・晩年にあまり作品を残せなかったためか、海外でも記事がそれほど大きくない

・レジェンドが次々に死んでいくな 

・あの演出とスピード感は凄いよな 

・ロメロも死んじゃったしホラー好きにとって最悪の年になってしまった 

引用元

出典:http://www.syfy.com/

ネットでは惜しむ声が多いのですが、「ゾンビ」のロメロ監督と僅か1年の間に2人も逝ってしまったことに、よりショックを感じているようです。

トビー・フーパ―がホラー映画界に与えた影響は?

出典:themovieguys.net/

トビー・フーパ―監督が、後の映画界、特にホラー映画界に残した功績は実に大きいものです。

フーパ―監督の「悪魔のいけにえ」がなければ、ホラー映画の見せ方は画一的なものになっていた可能性は否定出来ません。

「悪魔のいけにえ」が特徴的なところは、セリフがほとんどない事、血が出ない事、状況説明が全く無い事、殺人者側の事情が全く判らない事、殺される側に何の理由もない事、血は出ないものの頭を殴られた人が痙攣し続けるなどリアルな描写があることなどです。

また、役者陣を不快な環境に置き、リアルな演技を引き出した事もそれまでの映画とは違っています。

出典:bloody-disgusting.com

同映画は殺人が起きて不快と言うだけではなく、映画全編が息が詰まるほど不快なのです。

ホラー映画でありながら、直接的な表現以外の部分で観客を不快にさせ、恐怖を植え込んだ手腕は正に画期的と絶賛されました。

こうしたフーパ―監督の手腕は、後のジャンルにおいて大きな影響を遺したと言えるでしょう。

まだまだ、新機軸を提示出来た筈のフーパ―監督が亡くなった事は実に残念な事ですね。

まとめ

今回はスラッシャー映画の祖トビー・フーパ―が逝去!ホラー映画界に与えた影響は?などの情報をお届けしました。

今年は、ゾンビ映画の始祖とも言われるジョージ・A・ロメロ監督が亡くなり、多くのホラーファンや映画ファンを落胆させていました。

それだけではなく、今度はそのロメロ監督と双肩を成すスラッシャー映画の祖トビー・フーパ―監督が急逝し、ファンにとってはダブルのショックになってしまいました。

トビー・フーパ―監督のご冥福をお祈り致します。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ