”モダンゾンビの父”ジョージ・A・ロメロ死去!ホラー映画に与えた影響とは?

”モダンゾンビの父”と呼ばれた巨匠ジョージ・アンドリュー・ロメロが7月16日に77歳で亡くなりました。

ロメロがいなければ、現代のゾンビ映画やバイオパニック系の映画は無かったと言って良いでしょう。

ピッツバーグから離れることなく、ハリウッド映画の中心から離れたところで社会を風刺し続けたロメロ監督が遺したものとは何だったのでしょう。

今回は”モダンゾンビの父”ジョージ・A・ロメロ死去!ホラー映画に与えた影響とは?などの情報をお届けしていきます。

”モダンゾンビの父”ジョージ・A・ロメロ死去!

出典:http://doope.jp/

現代のホラー映画、ゾンビ映画を語る際に避けて通れないのが、ジョージ・A・ロメロ監督です。

彼の偉業は、正にアメリカだけではなく、世界の映画史に残るものです。

世界初のゾンビ映画は「ホワイトゾンビ」と言い、これはブードゥー教に端を発したものであり、ゾンビが恐ろしいものではなく、ゾンビを作り上げるブードゥー教を恐れる映画でした。

ロメロがゾンビ映画を作るまでは基本的に「ホワイトゾンビ」の路線でゾンビ映画は作られており、人気はさほどのものではなかったのです。

出典:zombie.yamamotohiroyuki.com

ロメロのゾンビは、聖書に端を発するもので、世界の終末には地獄の魂が溢れ出し、死者が蘇ると言うプロットになっています。

つまり、ゾンビそのものが恐怖の対象であり、それに対処する人間そのものこそが愚かで恐ろしいと語るものになっているのです。

ロメロは1968年に実験的”モダンゾンビ映画”「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」を制作します。

上映当初は人気がイマイチでしたが、ドライブインシアターで人気に火が点き、続編の「ゾンビ」(英題:Dawn of the Dead)を制作し、世界中で大ヒットしました。

出典:yougaku-youga.hateblo.jp/

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その後、ゾンビシリーズ最終章となる「死霊のえじき」(英題:Day of the Dead)を撮り終えたロメロは長い期間、ゾンビ映画を制作しませんでした。

時代背景として、ホラーが下火になった上、ゾンビが飽きられてしまった事が大きな要因です。

また、「死霊のえじき」は大金を投じて、残された全人類とゾンビが地球の覇権を争う壮大な叙事詩になる筈で、脚本も草稿されていたのですが、配給元からGoサインが出ず、小規模な密室劇となり、ロメロは映画作りに失望したことも1つの理由です。

2005年に時代の時流に乗り、再びゾンビ映画を手掛けてからは、2017年までに4本のゾンビ映画を撮り、精力的に制作活動をしました。

出典:http://www.joblo.com/             *死霊のえじき

出典:http://blog.goo.ne.jp/              *ランド・オブ・ザ・デッド

出典:sheep0728.jugem.jp/               *ダイアリー・オブ・ザ・デッド

出典:https://www.google.co.jp/           *サバイバル・オブ・ザ・デッド

出典:http://mossantwd.xsrv.jp            *ロード・オブ・ザ・デッド

そんな中、ロメロ監督が肺癌の為に77歳と言う若さで死去しました。

突然の訃報に、ホラー映画界、ホラー小説家、ホラーファンが驚きと悲しみに暮れています。

まだまだ、ゾンビ映画を制作するバイタリティがあったロメロ監督が亡くなったのは、ホラー映画界において大きな損失と言えます。

この訃報にネットでは・・・・。

・なんと!(´・ω・`)ゾンビ界の天才が! 

・なんだかんだでゾンビものには楽しませてもらってるからなあ

・えええええええええええええええロメロが・・

・まだ続編が出るかと楽しみだったのに。今までありがとう、非常に残念だ

・早すぎると言えば早すぎる死。お悔やみ申し上げます 

・今のゾンビの原型を生み出した功績は計り知れないな 

・こういうニュースでロメロの名前を見たくなかった 

・なんだかんだ、今のホラーはゾンビネタばかりだからなあ

・ロメロ三部作はもう何回も何回も繰り返し見てきた。あれを超えるゾンビ映画はいままでもこれからも決して出てこないだろう 

引用元

出典:http://ウォーキングデッド.xyz/

ネットでは、当然ロメロ監督を惜しむ声がほとんどです。

また、新作の制作に取り掛かっていた事から、完成を見なかったことを残念がる意見も非常に多いですね。

ジョージ・A・ロメロがホラー映画に与えた影響とは?

出典:http://eiga.com/

今回急逝し、ホラーファンを悲しませているジョージ・A・ロメロ監督ですが、その影響力は計り知れないものです。

「ホラー映画」と言うジャンルの中に「ゾンビもの」と言う枠組みを定着させたのは、ロメロ監督の功績以外のなにものでもありません。

一時期は、世相から低迷したものの、2002年イギリスで映画「28日後・・・・」が制作公開され、ゾンビ映画が見直されました。

「28日後・・・・」は飽くまで、「死者が蘇る」のではなく「感染もの」で凶暴になるウィルスが蔓延する話だったものの、その様相はゾンビのそれに近いものだった為に、ゾンビ映画が盛り上がったのです。

出典:http://eiganokotoba.jp/           *28日後・・・・

その時流に乗って、ロメロ監督の「ゾンビ」のリメイク版「Dawn of the Dead」を2004年ザック・スナイダー監督が制作します。

これで完全にゾンビ映画に再び火が点き、「本家本元」のロメロ監督も再びメガホンを撮ることになったのです。

しかし、リメイクや、亜流は飽くまでホンモノとは程遠く、ロメロ監督の作るものとは似て非なるものだったと言えます。

ロメロ監督が2000年代に入って制作したゾンビ映画は、新しさも融合しながら「古典的なゾンビ像」と「人間群像」を大切に作ってあり、ファンを唸らせました。

出典:http://news.livedoor.com/

ロメロ監督が、作り上げて提唱したゾンビの定義は「人間の肉を食べる(特に脳)」、「ゾンビに噛まれることでゾンビ化する」、「脳を破壊しない限り退治できない」と言う3点です。

「走るゾンビ」と言うのは現代の主流ですが、ロメロ監督は「ゾンビが走るって!(笑)」とコメントしています。

その理由は、ゾンビが有する脳の電気信号は、生きた人間を食べると言う事のみで、他の命令伝達系が機能していないからです。

また、ゾンビにも個体差があり、基本的に人体が破壊され、腐食しているゾンビが走るだけの筋力を有している筈がないと言う考え方で、非常に理に適っています。

出典:https://www.google.co.jp

ロメロ監督が評価される理由は、こうしたプロットがシッカリしていると言う点も大きいでしょう。

また、ロメロ監督が描くのはゾンビそのものよりは、それを作り上げ、その犠牲になっていく人間達への警告や風刺でもあるのです。

ロメロ監督のゾンビが初めにあり、現代の「ゾンビ映画」、「感染系映画」「ディザスタ映画」があると言っても過言ではありません。

ピッツバーグの田舎町からずっと最新の映画を発信し続けてきたロメロ監督。

出典:https://ameblo.jp/

彼を知らない人たちでも、ホラー映画を観る限り、その恩恵を常に預かっているのです。

正に巨匠と呼ぶべき映画監督だったと言えるでしょう。

まとめ

今回は”モダンゾンビの父”ジョージ・A・ロメロ死去!ホラー映画に与えた影響とは?などの情報をお届けしました。

7月16日は世界の映画界にとって、大きな損失の日となりました。

「モダンゾンビの父」と呼ばれる、ジョージ・A・ロメロ監督が肺癌の為に亡くなったのです。

まだまだ、新しいゾンビ映画を制作して欲しかったと願っていた人は少なくないでしょう。

ジョージ・A・ロメロ監督のご冥福をお祈り致します。

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